公園について
東京臨海広域防災公園は、首都直下地震等の大規模な災害発生時に、現地における被災情報のとりまとめや災害応急対策の調整を行う「緊急災害現地対策本部」等が置かれる首都圏広域防災のヘッドクォーター及び広域支援部隊等のベースキャンプ、災害医療の支援基地として、東扇島地区(川崎市)の物流コントロールセンターと一体的に機能する防災拠点施設です。
事業にあたっては、平常時の活用も考慮して、都市公園事業により国土交通省と東京都が役割分担を行い、下記のように整備されています。
- (1)平常時には関係機関が連携して防災に関する情報交換や各種シミュレーション・訓練など、発災時に備えた活動を行う場
- (2)広く国民がさまざまな体験・学習・訓練を通じて、防災への関心を高め、実際に災害に対応できる知識や知恵、技術、自助・共助の心を習得する場
- (3)臨海副都心の都市集積・集客性を生かした魅力ある空間
国営公園の面積は6.7ha、都立公園の面積は6.5haであり、合計13.2haになります。
平常時の機能
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平常時から活用される防災拠点機能
- 関係機関による防災情報の交換や各種訓練など発災時に備えた活動
- 来園者を対象とする体験・学習・訓練の実施
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臨海副都心におけるアメニティ機能
- 東京臨海部の緑の拠点機能
- 臨海副都心の都市集積・集客性を生かした情報発信・レクリエーションの提供
発災時の機能
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首都圏広域防災のヘッドクォーター
- 現地対策本部の設置
- 被災時の情報収集・集約
- 関係機関との連絡調整
- 応急復旧活動の指揮
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広域支援部隊等のベースキャンプ
- 自衛隊、消防、警察などの広域支援部隊等のベースキャンプ機能等
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災害時医療の支援基地
- 救助活動、医療活動の情報共有化
- トリアージの実施のための資機材・設備の提供等